ジェレミー・ジェイ

『SPLASH』
(K RECORDS/DIFFER-ANT)

ポップミュージックに魂を込めるアメリカ人ソングライター、ジェレミー・ジェイ(Jeremy Jay)は、その楽曲のオリジナリティとクオリティの高さで知られており、その才能から「Happy Few(幸せな少数派)のためのポップスター」という異名を持っています。

バイオグラフィー
スイス人の母とアメリカ人の父の間に生まれたジェレミー・ジェイは、フランソワーズ・アルディ(Françoise Hardy)やリッチー・ヴァレンス(Ritchie Valens)を聴きながらロサンゼルスで育ちました。早くからあちこちでチャンスを模索していた彼は、ポートランドでカルヴィン・ジョンソン(Calvin Johnson)と出会います。K Recordsの設立者であり、有名な音楽プロデューサーでもあるカルヴィン・ジョンソンは、すでに自己プロデュースのミニアルバム『Dreamland』(2007年)を契約していた、大人びた青年に可能性を見出したのでした。ジェレミー・ジェイのミニアルバム第2弾『Airwalker』は2007年にK Recordsから発表され、クルーナーのようなその歌声と60年代のポップスとニューウエーブの混在するメロディは瞬く間に注目の的となりました。
ダンディなポップス
2008年に発表されたジェレミーのアルバム第1弾『A Place Where We Could Go』は爆発的なヒットではなかったものの、2009年にはレーベルK Recordsのパワーと2メートル近い金髪のアーチストのカリスマ性が原動力となり『Slow Dance』が発表されました。
『ブレックファスト・クラブ』や『ベートーベン』で知られるアメリカの映画監督ジョン・ヒューズの映画のシーンからインスピレーションを得た彼の曲は、愛やチョコレートを散りばめながら聴き手に語りかけます。

2010年に発表された3枚目のアルバムでは、パワーポップな楽曲がそろえられ、ビッグスター(Big Star)やモリッシー(Morrissey)の影響も垣間見られます。『Splash』のジャケットではフランス好きのジェレミーがパリのリュクサンブール公園のキオスクの前で佇んでいます。
Copyright 2010 Music Story Sophie Rosemont

ビデオ